ファンサをトイレで逃した話

推し活

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こんにちは。
「韓国、はじめました。」のyoonです。

韓国まで行って、キム・ジウンに会ってきました。

初めての韓国。
初めてのひとり旅。
そして、初めてのファンミーティング。

そりゃもう、楽しみでした。

ところが私、

推しのファンサービスを、まさかの理由で逃しました。

その理由は……

トイレです。

いや、笑えない。
そのときは本気で泣きそうでした。いや、全俺が泣いた。

忘れられない場所、KBSアリーナ

私が推し活で訪れたのは、ソウルにあるKBSアリーナ。ファンミーティングの会場です。

行く前は、勝手にもっと華やかな場所を想像していたんですが、実際に行ってみると……

なんというか、地元のスポーツセンターみたいな体育館。

週末は小学生がミニバスの試合とかやってそうな。
推し活初めてなのでこれがスタンダードなんだと思ってましたが、違うの?
それはまあいいんです。とにかくここで、キム・ジウンに会える。
それだけでテンションは上がります。

そして、席についてから会場を見回して、驚きました。

集まっているファンの年代が、とにかくバラバラなんです。

中学生くらいの女の子。
私と同じくらいのオカン世代。
そして、杖をついたおばあちゃん。
国籍もさまざまで、いろんな言葉が飛び交っています。

男性も、目についただけで10人はいました。
実際、イベント中には野太い声援が聞こえてきて、思わず笑ってしまいました。

「あ、ここ、誰が来てもいい場所なんだ」
そう思ったら、急に肩の力が抜けました。

正直、来る前は少し心配していたんです。
この年齢で、一人で、浮かないかなって。

でも、杖をついたおばあちゃんの存在が頼もしすぎて(笑)
負けられないって思いました。

今思えば、このKBSアリーナは、私にとって単なるファンミ会場ではありません。
忘れられない「事件現場」です。

なぜなら――。

サウンドチェック前に、私はトイレへ向かった

ファンミーティング本番の前に、サウンドチェックがありました。
リハーサルみたいなものですね。
私の席は通路側。わくわくしながら、推しが出てくるのを待っていました。

でも、ここでふと思ったんです。

yoon
yoon

本番前にトイレ行っておこうかな〜

だって、本番中にトイレに行きたくなったら困るじゃないですか。

大人ですから。

というわけで、席を立ってトイレへ。
そして個室に入ろうとした、その瞬間。背後から、

「アンニョンハセヨ!」と、聞き覚えのある声が。

キム・ジウンの声じゃない?

まさか。慌ててトイレから出ました。

すると……

本当に推しが出てきた!!

どうやら、ちょうどサウンドチェックが始まったところだったようです。

yoon
yoon

ちょっと待って! 私の席!!

慌てて戻ろうとしたのですが、そこで私は、あることを思い出しました。
たしか、「席を移動しないでください」みたいな指示があったはず。

え?

戻っていいの?戻っちゃダメなの?
どうしよう。

韓国語もまだほとんどわからない私は、完全にフリーズ。

そして、さらに悲劇は続く

困っている私に、近くにいたスタッフさんが声をかけてくれました。
「この辺の席、空いてるから座ってていいよ」
……たぶん、そんな感じのことを言ってくれたんだと思います。
ありがたい。
とりあえず、そのあたりの空いている席に座りました。でも……

そこから見えるんですよ。

私の本来の席が。

そして、その周辺にいるファンに向かって、キム・ジウンが、

めっちゃファンサしてる。

遠くの席から見ていると、推しはファンのスマホを手に取って、
一緒に自撮りを始めたじゃないか!!!
別のファンとは、手を合わせてハートを作っているし…
そんなことまでしてくれるの?

そしてここで、私は気づいてしまいました。

私の本来の席は、通路側。
推しは、その通路を歩いてきていました。

つまり――

私の席の、目の前まで来ていた。
私がそこにいれば、手が届く距離だった。
その周りのファンたちが絶叫しているのが、遠くの席からでもはっきり見えました。

……そうだよね。絶叫するよね。

私も、絶叫したいよ!!!

yoon
yoon

見えてる。見えてるんだよ全部。

でも行けない…!!

いや、キム・ジウンは悪くない。
もちろん悪くない。
悪いのは……

トイレに行った私です。(爆沈)

サウンドチェックの間、心の中で、
「やめろーーー!!!」
「私のいないところでファンサすなーーー!!!」
と叫んでいました。

でも、ファンミーティングは最高だった

そんな悲劇はありましたが、ファンミーティングそのものは、
めちゃくちゃ楽しかった。

推しが何を言っているのかって?
正直、

ほぼわかりません(笑)。

韓国語を勉強しているとはいえ、推しが話している韓国語をその場で全部理解できるほどの力は、
まだありません。それでも、

「かっこいい!」

「かわいい!」

「楽しい!」

「おもしろい!」

ということだけは、ちゃんと伝わってくる。
言葉がわからなくても、楽しいものは楽しい。

会場の空気とか、推しの表情とか、ダンスとか。
そういうものを感じているだけで、もう幸せでした。

そして何より嬉しかったのが、生でキム・ジウンのダンスを見られたこと。

画面越しに何度も見ていたダンスを、今、自分の目で見ている。
「本当にこの人、存在してるんだ……」
そんな不思議な気持ちになりました。

最後に待っていた、最高のお見送り

そしてファンミーティングの最後には、お見送り会がありました。
これがまた、すごいんです。
推しが会場の出口に立っていて、私たち観客がその前を通って退場します。
そのほんの一瞬、手を振ったり、声をかけたりできる。

「ありがとう」とか、「サランヘ(愛してる)」とか。

もちろん、ほんの一瞬です。
でも、私にとっては、とんでもなく大きな一瞬でした。
他の観客に続いて並んで歩いていって、いよいよ私の番。
キム・ジウンとの距離は、1メートルもありません。
私は彼の前を通りながら、

「サランヘ」

と声をかけました。
すると、キム・ジウンが目を合わせてくれました。

「あっ」

そんな顔をして、優しく笑って、「サランヘ」って。

今、私に?

「サランヘ」って?

言った???

yoon
yoon

言ったよ…たしかに言った…!!

もうね。
夢なら覚めないでくれ。
本気でそう思いました。

韓国のことをほとんど知らなかった私が。
韓国語もまだまだ話せない私が。
一人で韓国まで来て。
憧れだった推しと、目の前で「サランヘ」と言い合っている。
数か月前の私に言っても、たぶん信じてもらえません。

会場の外に出て、私はしばらく動けませんでした。
どうしていいか、わからなかったんです。
嬉しいのか、驚いているのか、自分でもよくわからない。

そして気がついたら、家族に鬼LINEを送っていました。

「聞いてくれ!」「サランヘって言われた!!」「すごくない?!」

……いや、突然そんなLINEが来ても、家族も困ったと思います。(笑)
でも、あのときは誰かに言わずにいられなかったんです。

ファンサは逃したけれど

サウンドチェックでは、トイレに行っている間に推しのファンサを逃しました。
これは今でも悔しい。
かなり悔しい。

いや、めちゃくちゃ悔しい(爆泣)

でも、それも含めて、忘れられない韓国旅行になりました。

生で推しのダンスを見られたこと。
同じ空間で過ごせたこと。
間近でお見送りしてもらえたこと。

実際に目の前にした推しは、消えてしまいそうなくらいの透明感でした。
儚い、という言葉がこれほど似合う人がいるのかと。そして、

「さらに痩せたんじゃない?」

……推しを目の前にして、心配してしまった。
これはもう、母性なのか、単なるおせっかいなのか。(笑)

推しと、「サランヘ」って言い合えた日。
あの日のことは、たぶんずっと忘れないと思います。
そして次にファンミーティングへ行くことがあったら――

サウンドチェック前には、よほどのことがない限りトイレには行きません。

これは心に刻みました。

韓国、はじめました。

こうして振り返ると、ちょっと不思議です。
少し前までの私は、韓国のことをほとんど知りませんでした。
韓流といえばヨン様。
私の韓国知識は、だいたいそこで止まっていました(笑)。

そんな私に推しができて、
韓国語を勉強し始めて、
「韓国に行ってみたい」と思って、
本当に一人で韓国まで行ってしまった。

しかも、最初の大きな思い出が、
「トイレに行って推しのファンサを逃した」
ですからね。
人生、何が起こるかわかりません(泣)。

このブログでは、そんな私の「韓国はじめて」を、失敗も含めて書いていきます。

韓国語のこと。
ひとり旅のこと。
韓国で使ってよかったもの。
おいしかったもの。
かわいかったもの。
そして、ときどき推し活。

韓国初心者の私だからこそ見つけられるものを、
同じように「韓国、ちょっと気になる」と思っている人に届けられたらいいなと思っています。

私の韓国は、まだまだ、はじまったばかりです。

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